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浄化槽の保守点検ってなにするの?

浄化槽の保守点検ってなにするの?

保守点検とは、浄化槽の健康管理です。

浄化槽の中では、微生物の働きを利用して汚れた水をきれいにしています。

しかし、保守点検を怠ると、微生物がうまく働かず、きれいになっていない汚れた水がそのまま川や海などへ流れてしまいます。

きれいな水を自然に還すため、そして設備を長く安全に使い続けるために、保守点検などの定期的なメンテナンスが必要なのです。

そもそも浄化槽ってなに?

私たちの生活から毎日出る生活排水(台所、トイレ、お風呂などの水)をきれいにし、川や海へ流す役割を担うのが「浄化槽」です。下水道が通っていない地域における“小さな下水処理場”として、私たちの暮らしと水環境を守る重要なインフラ設備です。

浄化槽についてはこちらの記事で解説しています

浄化槽について詳しく知りたい方はこちら

資格が必要なの?

浄化槽の保守点検を行うには、国家資格である「浄化槽管理士」が必要です。

「浄化槽管理士」の資格は、国家試験に合格する方法と、講習を受けて修了する方法があります。どちらかの方法で資格を取得することができます。

また、保守点検の現場へ向かうために「普通自動車免許」が必要です。

清掃車(バキューム車)などの大きな車両をイメージすると中型免許等が必要に思われがちですが、実際の保守点検作業は「浄化槽管理士」「普通自動車免許」があれば行うことができます。

写真で解説「浄化槽の保守点検」

吉村興業で行っている浄化槽の保守点検の主な作業を紹介します。

「浄化槽管理士」が担当エリアの一般家庭や企業を訪問し、敷地内に設置されている浄化槽の保守点検を行います。対応エリアは、日置市伊集院町・日吉町、鹿児島市松元地区・郡山地区です。

これが浄化槽です

地上から見ると浄化槽の蓋しか見えませんが、その下には大きなタンク(浄化槽)が埋まっています。

蓋を開けてみると、内部にはさまざまな設備が設置されており、これらが水をきれいにする重要な役割を担っています。

浄化槽内は、図のようにいくつかの層に分かれており、それぞれに役割があります。浄化槽に入ってきた水は矢印の流れに沿って、少しずつきれいになっていきます。

保守点検では、その仕組みが正しく働くように機器のメンテナンスや調整などを行います。


保守点検の主な作業内容

  • 浄化槽の使用状況の確認
  • 浄化槽の各装置の点検、調整
  • 浄化槽の水質測定
  • 汚泥の調整、移送
  • 清掃時期の判断
  • 消毒薬の点検、補充・交換

浄化槽の水質測定

浄化槽内の水を採水するなどして、水質測定を行います。

透視度の確認

水がどれくらいきれいになったかを判断するために、採水し、水の透明度を確認します。

水素イオン濃度(pH)の確認

生活排水のpH(酸性・中性・アルカリ性)の状態や、浄化槽内の処理の進行状況を把握するために確認します。

溶存酸素(DO)測定

水中に溶け込んでいる酸素の量を測定します。

浄化槽の各装置の点検、調整

浄化槽にはさまざまな装置(ポンプやブロアなど)が設けられており、それらが正常に作動するように点検・調整を行います。

ブロワのメンテナンス

ブロワは浄化槽に空気を送る装置です。安定した空気を送り出すために、ブロワの清掃を行い、正常な運転状態を保ちます。

空気量の調整

ブロワから送り出された空気は、浄化槽内で分岐し、さまざまな場所へ送られます。
そのため、空気に偏りが出ないように、浄化槽の状況に合わせて全体の空気量を調整します。

消毒薬の点検、補充・交換

浄化槽内の消毒薬の補充や交換を行います。浄化槽で処理された水は、消毒によって細菌などをなくしたあと、川や海といった公共用水域へ放流されます。

保守点検記録の作成

保守点検作業後は、保守点検記録表を作成し、お客様へ交付して完了です。

点検記録表の作成

端末(スマートフォン)を使用して、保守点検結果を入力し、点検記録表を出力します。

点検記録表の交付

出力された点検記録表をお客様へ交付します。

以上が保守点検の主な作業です。作業完了後は次のお客様のもとへ移動し、同様に保守点検を行います。


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